2009年06月24日

育児今昔物語〜1の巻〜

 毎日様々なママとお話していて、少し気になっている事があります。
それは、
「お母さんの頃とは育児方法が違っていて、今の方法を分かってもらうのが大変です。」
と言われる事が少なくないということです。

そこで、おばあさまが新米ママとして奮闘していた20〜30年前と
現在とで大きく変わっているであろうことを
テーマとして不定期で扱ってみたいと思っています。

1.産湯には浸からないんですか?

つい10年ぐらい前までは、赤ちゃんは産まれたら産湯に浸かる。
どこでも当たり前の光景でした。
もしかしたら今も続いている施設もあるかもしれません。
テレビドラマなどでは、産婦さんが産気づくとどこからかお産婆さんが現れ
「お湯を用意して!」なんてセリフもお決まりでした。


当院では出産直後の赤ちゃんを沐浴することはありません。
赤ちゃんが生まれたときに付いている胎脂と呼ばれる脂は赤ちゃんの皮膚を空気中の雑菌から守るなどの役割があり、無理に落とさなくても良いということが分かっています。

ですから、当院では羊水をガーゼでふき取り、すぐにカンガルーケアを始めます。

さらに数日間は沐浴をしません。ドライケアといって部分的な清拭のみで過ごします。
お湯に浸かった場合の体温低下や体力の消耗を防ぐためです。

3日目頃に行なわれるご家族への沐浴指導が、当院出生の赤ちゃんにとっては初お風呂になるわけです。

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もちろん、おうちに帰ってからは、体重も増え始め新陳代謝も活発になりますから、
毎日お風呂に入れてあげてくださいね。

その際も顔もしっかり石鹸で洗いましょう。お湯だけでは皮脂や汚れを落としきれません。

赤ちゃんは皮膚の水分量は多いのですが、保水力があまりありません。

ですから、お風呂のあとは保湿をして下さいね。

ローション・オイルなど様々な保湿剤がありますが、もちろん無香料で

出来れば無添加・良質な植物性の物をお選び下さい。



このような感じで育児今昔物語を進めてみたいと思います。


追伸:お写真の掲載をご承諾頂いたH様、ありがとうございました。
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posted by 木下産婦人科医院 at 18:19| 今昔物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする